果報は寝て待て!
- 2006/11/19(日) 08:59:59
相方は副業で(と、本人は力説しているが)バーを経営している。しかも客がまばらなので(^^;いろんな人が一息吐きにやって来る事が多い。
その中で某新聞の支局に派遣されたA君。25歳(だっけ?)陸の王者を卒業後三大新聞に就職できたまでは「でかした!」って感じなのだが、どうもド田舎に回されたためにやる気が失せちまってるようだ。
ヒマネタ探ししてる内にこの辺のペースに馴染んで来てしまったらしい。ほんとは特ダネ抜いて、社長賞もらいーの、本社社会部栄転を狙ってるようなのだが如何せん、そんな特ダネがその辺に落ちてるような地域でもなし、かと言って匂うものを靴の底減らして執拗に追いかけるでもなく、先輩から「ネットはガセが多いから信用するな」と言われてるのか、予備調査のような事でも相方に電話で相談して来るらしい。
例えば「最近の小中学生の携帯電話の使用状況について」みたいな事でも「先生誰か教室に通ってる子にインタビュー出来ないですか?」ってな感じらしい。
何より、「新聞記者が引っ込み思案で、人と話すのが苦手」ってどういう事だ?
市川雅由さんとこに連れてって丁稚奉公させてみようか。
いろんな記者さんと(間接的に)お会いする機会は多いのだが、その中でもやはり市川さんのジャーナリスティックな姿勢に賛同し憧れる若手記者が多いのを実感する。
福島、和歌山、宮崎と来た。司法とメディアと有権者が真剣に取り組めば、全ての都道府県に事は及ぶだろう。それで今の腐敗は取り除けるかもしれない、だが根本的な事というのは自分の志だ。
地盤も無いところで義の為に立つ、大変な事だと思う。でもその選挙運動にすでに腐敗の根が及んでいる、その選挙に全力を注いでいる候補者には分からないだろうが。
かといって地元の人ならそれだけですでに腐敗しかかっているとも言えるし、権力とは始末に終えないモノだ。
特ダネ狙いなら首長にびたっとくっついてれば、ネタに遭遇する確率は飛躍的に増えるだろうが、彼の場合そうも行かない。
と言う訳で、A君の地方局回り・地道な修行の日々はもうしばらく続きそうなのである。
今日の一冊
- 2006/11/17(金) 08:59:59
といっても、今日一日で読破した訳ではないので予め断っておく。
ここんとこ読書時間が、相棒が起床不能の昼飯時か、帰宅後の数時間に限られてるので本が読めない。もちろん仕事もしつつ、わんこやにゃんこの世話もし、その上肉体労働が減ってるので、急速に体の衰えを感じつつの話だ。
「またまた自動車ロン」福野礼一郎・双葉文庫・¥667
徳大寺のじいさんが「間違いだらけ・・・」を止めると宣言してこの市場が最近騒がしい。もっとも本書はその前から平行して、別メディアで書き連ねて来た原稿を集めたモノだ。唯、クルマの辛口評論というと結局似たような切り口になってしまうのはしょうがない。
著者は物理とデザインの両面から攻めて来るが、実は番外編の「戦車インプレッション」や「拳銃の製品性からみた各国の工業レベル」の方が興味深く、しかも面白い。
文庫判の悲しさか、原文の初出がもう10年前なのよ・・・
- 読書
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かくして田舎は荒廃して行く
- 2006/11/14(火) 08:59:59
県知事と言う立場は、国務大臣など足下にも及ばないほどの権限を手中にできるものらしい。なにしろ敵は議会だけなのだから。
国ももちろんそうだが、ほぼすべての自治体が赤池町や夕張市の轍を踏もうとしいる今、本来ならそんな状況から自分の町を救う為に選ばれたはずの首長が先頭に立って税金や国からの交付金をせっせと懐に入れている。(すべてがと言うのが憚られるのなら、「懐に入れるか、ドブに捨ててるか」と言い直しておこう。)なんと愚かな事か・・・
「李下に冠を正さず。」という言葉は中学の国語で習う中国の故事成語だがそんなことさえも知らないのだろう。
かつてある人が「『選良』であるがゆえにその行動には人一倍注意する必要がある」と語った。選挙で選ばれれば有権者の全幅の信頼を受けたのだから、何をしても良いと考えるのは大きな間違いで、単に過半数の消極的な支持を受けたに過ぎない。
第一、初当選の時の選挙は「食料費問題」で大揺れに揺れていた時期で、喜久治でなければ誰でもいいという状況であった。
水は淀めば腐る、だからどんな素晴らしい首長であっても行政の筋道が出来たら潔く退かねばならない。ましてや利権が絡む者がその地位に就くなどもってのほかだ。
この県はもはやその程度の常識さえ通用しないような、民度の低い蛮族の地に成り果ててしまったのか?
ゴーン神話の崩壊
- 2006/11/11(土) 08:59:59
日産の伸びが止まった。
かつてデザイン・ユーザー不在で、お得意様の漫然とした買い換え需要だけにたよったの放漫経営を続け落ちるところまで落ちた日産に、提携先のルノーからカルロス・ゴーンが乗り込み「日産リバイバルプラン」をぶち上げた。以来、やって来た事と言えばメーカーとして顧客の需要に応える上で当然の事ばかりで、大規模なリストラと社長自身がメディアに頻繁に露出する以外決して目新しい施策はなかったと思われる。それでも、どん底まで落ちていた業績の転換点と新社長就任の打ち上げ花火、そしてデザイン・設計部門への若干のテコ入れによって、日産は奇跡のV字回復を成し遂げたように見えた。が、それも実は時の流れだったのではないかと思われる。
日産の業績の伸びが止まった理由それはただ一点、ルノーの世界戦略の中に組み込まれた結果、あまりにもフランス風一辺倒になり過ぎた日産のデザインが、只でも少なかった国内のフランス車党と「なんでもいいから日産ファン」の間に一巡し、飽きられた事に尽きる。
次に日産の数字が伸びるのは、フランス党の買い替え期が来る数年先まで待たねばなるまい。なにしろ、フランス車党はケチで有名なのだから。
アメリカと言う「夢」
- 2006/11/10(金) 08:59:59
2年に一度の中間選挙が終った、結果はご存じの通り。米国民はブッシュ(共和党・キリスト教原理主義・武力による押売り民主主義)政権を否定したのだ。
たとえわずか1票差でも、アメリカの選挙制度は厳格に多数決の原理を重んじる。
自国民が否定するような国家指導者でも、国外(特に日本)にとっては必ずしもそうではない。(まあ結局はアメリカの都合だったのだが)日本に原爆を投下し、東京を空襲して多くの命を奪った当事国の「核の傘」の下で60年護られて来たわけだ。
今、アフガン戦争〜湾岸戦争〜911テロ〜イラク戦争〜北朝鮮の核武装と言う流れの中、日本にとって一番の急流に来た時点でアメリカ合衆国議会の多数派逆転はかなり厳しいモノがある。
振り返ってみれば、北朝鮮が核開発を宣言しNPTから脱退・IAEAの査察を拒否した時、アメリカはクリントン政権で、カーター前大統領を特使として派遣し北朝をにKEDOという贈り物をし、目一杯甘やかした結果がこれだ。
アメリカ人から見れば、イラクもイランも北朝も遠い異国の話で、関心があるのは国内問題なのだろう。過去の例から見て民主党が多数派になった時には、外交も貿易も保護主義的傾向が強くなる。(まあ、バックに労働組合やリベラルと言う名の赤が付いてるから当然と言えば当然なのだが)
アメリカにはアメリカなりの自由があり、世界中からこの国に集まってくる移民たちの「夢」がその正体だったはずなのだが、いつの間にかその自由や夢が変質してしまった。押しつけがましい共和党でも、ひたすら柔軟な外交を目指しつつ国内問題にばかりかまける民主党でもなく、両者のいいところを集めたような政権こそが「望まれるべき自由の旗手としての国家」なはずだ。
この先2年、ブッシュ大統領は大変だろう(現に選挙から1週間もたたないうちに大統領のレイムダック化が報道されている)が、こっちの国もかなり大変だぞ。


