毒書日記8

  • 2006/10/18(水) 08:59:59

ようやくここ一年分の毒書日記に先が見えて来た。


「壊れた尾翼〜日航ジャンボ来墜落の真実」

             加藤寛一郎・講談社+α文庫・¥933


あれからもう21年が経った。夕方のニュース速報で「日航ジャン

ボ機、東京上空で消息を断つ」というテロップが流れてから・・・

当時は何が何だか分からないうちに、「御巣鷹の尾根」「ダッチロ

ール」「後部圧力隔壁」「しりもち事故」等聞き慣れない言葉が

次々に出ては消えて行ったように思う。

この本は航空力学的な側面から同事故を解析、分かりやすく解説

した一冊だ。


「宅配便130年戦争」鷲巣力・新潮新書・¥680

「電波利権」池田信夫・新潮新書・¥680


郵政・テレビ局、世の中には既得権益と言うモンがあり、それが

莫大な利益を安定的に産み出すため、その牙城を手段を選ばずに

護ろうする人達がいる。そういうところに正面切って対決するのは

清々しく映る。だから「持たざる大衆」は拍手喝采して止まないの

であろう。ある意味「こんな世の中だから」とか「こんな仕事も

ない田舎だから」といじけてしまっているクチにはカタルシスに

はなってる。カタチを変えたポピュリズムだよなあ。

「ガス抜き、ガス抜き」


「朝鮮総連」金賛汀・新潮新書・¥680

「創価学会」島田裕巳・新潮新書・¥680


どうしても色眼鏡で見ざるを得ない団体ってのがある、これは

部外者にしてみれば仕方がない事だ。だって現にいろいろ問題が

あるのだから。正直言って、団体って苦手なんだよね(^^;

昔、筒井康隆の小説で「旗色不鮮明」ってのがあったが、これは

普通に暮らしてて、左右・各種宗教団体・はてはCIA・KGB

モサドなどありとあらゆる組織から「どっちに着くんだ?」と

迫られ終いには市街戦になる、という筒井お得意のスラプスティ

ックだったのだが、これを一概に妄想と切って捨てる事も出来な

い「世間」なのではないかな?

あっ、それから「霊長類南へ」という長編もおすすめです。


「松下政経塾とは何か」出井康博・新潮新書・¥700


丁稚を経て二股ソケットの発明で財をなした立志伝中の人物

松下幸之助。商売こそが全てで、典型的な日本型終身雇用と

人事管理で松下帝国を作り上げた。だがその後は「マネシタ」と

揶揄されるほど二番煎じ・改良で業績を伸ばして来た。

その晩年の夢が「松下政経塾」だった。政治家志望の若い人材を

募り、給料を支払いながら勉強させる。その志や良し。

がしかしその卒業生たるや、現横浜市長の中田宏以外は、ニセ

メールの永田、前民主党首の前原、現政権で山のように仕事を

押しつけられている高市。こりゃあかん。

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