時代と人物
- 2008/03/12(水) 22:32:22
随分と古い本を読む事になった(とはいっても自分で買ったのだが)奥付を見ると「昭和56年4月25日初版」とある。昭和56年って何年だ?などと落語のような事を考えながら、どこかに年号換算表はないかと探しまわる。
ようやく、昭和56年とは西暦1981年だと判明。今から27年も前の話か、そのころオレは何をしていただろう?
著者の大宅壮一はその11年前に亡くなっているので、この全集は本人が編纂に携わったわけではないようだ。この本に書かれている内容は恐らく雑誌の連載を集めたものだろう。とすれば、この本が世に出た時に、大宅壮一にとっての同時代人として掲載された人達の内、幾人かはすでに鬼籍に入っていても不思議ではない。
前置きが長くなったが、本書は政治家・財界人・思想家・フィクサー等の内、大宅が「怪物」と呼ぶ者達の人物評である。読んでいて思うのだが、今現在に比べ、特に政治家のスケールの違いを感じるオレは、大宅の文章力(特に技巧を凝らすようなものではなく、淡々と事実を並べて行くだけだが)に翻弄されているだけなのか?
今、連日ニュース種になっている俗物政治家も近未来には「偉大な」歴史の1ページ足り得るのか?
オレにはそんな日が来るとは到底思えないのだが・・・
「大宅壮一全集第3巻・昭和怪物伝」蒼洋社刊・¥2500
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