毒書日記6

  • 2006/10/15(日) 08:59:59

数字のどこを見てるんだ!」和田秀樹監修・宝島社・¥1300


数字の詭弁弁証法と分析に関しての読み物。我々が普段如何に

政府やメディアに躍らされているかが良く分かる本だ。


「油絵を解剖する〜修復から見た日本洋画史」

           歌田眞介・NHKブックス・¥1020


「鮭」で有名な画家高橋由一他、明治期の油絵を修復する過程

で日本洋画史を解き明かしていくドキュメント。日本で洋画が

なかなか普及しなかった理由を、絵の具をはじめとする画材の

面から考える。


「道路の権力〜道路公団民営化の攻防1000日」

             猪瀬直樹・文藝春秋社・¥1600


行政改革の一環として、郵政民営化とともに目玉のひとつとされ

その成否が賛否相半ばする道路公団民営化。巧く行ったのか?

それとも看板が増えて赤字が先送りされただけなのか?

今後、存続会社であるネクスコ各社の収支推移を見なければ

簡単に断言はできないが、巨大な組織に立ち向かった人達は

必死であったのは確かなようだ。

それにしても、政治家や公団幹部の悪人顔の並んでることと

言ったら・・・


「広辞苑の嘘」谷沢永一・渡部昇一・光文社・¥1200


国語辞典の代名詞になっている広辞苑、実は誤用偏向の

オンパレードだと言う。その根拠は岩波の左傾と編者新村出が

実際には手掛けていないという事実。

権威的なものはまず疑ってかかれという事か?


「ソニーが危ない!−SONY10年の天国と地獄−」

             荻正道・彩図社文庫・¥760


ソニー、思えばアメリカでは自国の会社だと誤解されるほど

アイデアとバイタリティーに満ちあふれていたアイデア集団

理工系の学生にとっては憧れのフロンティアであった。

井深大・盛田昭夫の両輪によって創業された同社は圧倒的な

技術力で音響・映像機器のリーディングカンパニーになった

その一方「ソニータイマー」と呼ばれる、保証期間が過ぎると

急に故障率が上がる、危うさも合わせ持っていたのだ。

(幸か不幸か、オレはそれに直接向かい合うことは無かった

のだが、販売店としては辛いやね。)

そして、永く独自技術として「トリニトロンブラウン管」に

頼り切っていたため液晶開発・生産に致命的な遅れを生じ

結果サムソンとの合弁開発・生産という屈辱を味わう事になる。

そして損失を埋める為、多角的経営の縮小・別会社化。

家庭用ゲーム機の開発遅延。次期メディアの主力争いの敗北

追い打ちをかけるようにOEM供給していたリチウムバッテリ

ーの発火事故・リコール騒動。

もはやソニーには売るモノが何もない、「マネした電器」より

下位に位置することになってしまった。

この先に何が待っているのだろう?

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