「ドキュメント裁判官〜人が人をどう裁くのか」

  • 2008/05/20(火) 19:07:51

世論の厳罰化への流れにつれて、とかく「判例主義」「純粋培養」「世間知らず」と批判を受ける事が多い裁判官だが、年間何千例も書かれる判決の中には、裁判官の人間としての苦悩のにじむモノも多い。

3部作いずれも刑事・民事に分けて最近の判例を引きながらその裏側をルポしている。裁判官の場合、職務上の性格から現職は口を閉ざす場合が多いらしいが、出来る範囲で鋭意取材している。

マスコミが誘導する世論から一歩引いて静かに真実を見つめる態度も必要だろう。

読売新聞社会部編・中公新書・¥760