ムーブメント

  • 2008/04/29(火) 21:21:37

ミュージックエアでジミ・ヘンドリックスの「ワイト島ライブ」を見る機会があった。亡くなる18日前、最後の伝説的な映像(らしい。だってオレが小学生の時の話だから)

今や死語になって久しいサイケデリックなオレンジのステージ衣装を着たアフリカ系アメリカ人のギターヒーローはとにかくかっこよかった。18日後にドラッグのやり過ぎで死ぬ運命にあるようには全く見えず。ひたすらに伝説の男は、正気で冷静。かえって聴衆の方が長髪・口ひげ・チェックのブレザー(イギリス領だから仕方ないかもしれないが)だった事の方によほど違和感を感じた。恐らく同じ時期アメリカ西海岸ではジミヘンみたいな格好をしたチルドレンがあふれてただろうから。(「’69以降ウェストコーストが魂を失った」とイケメンバンドのイーグルスが偶然にも正鵠を射てしまった「ホテル・カリフォルニア」がリリースされたのは76年の事)

その当時オレはどうして居たかと言えば、駅前のこまつ電器で買ってもらったラジカセでテレビの歌謡曲を一生懸命に録音していた様に思い出される。オレが正式にロックの洗礼を受けるのは五年後のことだ。

日本でもそうだったが、欧米でも彼らの夢見たパラダイスは実現しなかったし、鉄のカーテンの向こう側にあったのも結局幻想でしかなかったらしい。

現実ってキビシイ。