マエストロと権力
- 2008/01/11(金) 20:40:43
ありがたいことに、音楽には好ききらいがなくその点では得したなと思う。
一音楽ファンにとって後世に名を残すマエストロとは権威の権化でありヒーローそのものに感じられるが、巷間伝えられるエピソードも一枚皮をめくってみれば、どんな世界にも聞かなければ良かったと思うような生臭い話があるものだ。
第2次大戦中ナチ政権下のドイツ、世界最高のオーケストラベルリン・フィルの主席指揮者の座をめぐって争ったフルトヴェングラーとカラヤンの陰謀の歴史、そして終戦直後のベルリン・フィルを救ったチェリビダッケ。3人のマエストロの物語。
指揮者なんてモノは才能さえあれば、絶大な権力と芸術的なわがままが手に入るだけに、争いの醜さは目を覆わんばかり。
「マエストロ=音楽的才能にあふれた俗物」という感が強くなってしまった。(だから音楽が尚の事美しく響くのかも知れないが・・・)
「カラヤンとフルトヴェングラー」中川右介著・幻冬舎新書・¥840+税
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